大好きな彼女は『時々 作りたくなるの』と、カウンターの中でミネストローネを、小さな手鍋で作っていた。
ミネストローネか…。
『ミネストローネって、イタリア語でゴチャゴチャしている。って意味があるんだけど、色々なものが食べられて良いわよ』
イタリア料理だったんだよな。パスタが入ったり、ライスや、ペンネが入ったりもする。
それでも、彼女のミネストローネは、とてもシンプルだった。キズツキ。落ち込んだ心を癒す素敵な味。
僕も、今日は、久しぶりの一人打ち上げ。君のミネストローネには近づけないけど、今の僕の、僕らしいミネストローネを作ってみようと思ったよ。
先ずは、素材を全て、まな板に並べて行く。

ニンニクから、順番に炒めて仕上げて行く。
僕の自慢のトリスープを加えて、後はコトコト煮込むだけ。


優しい味には仕上がったかな…。
カウンターから、画面を通してカウンターの中の君を見ていると、とても不思議な感覚になったよ。
今日も、カポは、頑張りました。まだまだ頑張りますけどね!
昨日と今日、男爵ラウンジに来て、暖炉の灯火を囲んで聴いてくれた皆様に感謝。

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